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のび太役・小原乃梨子、“スネ夫”肝付兼太さん追悼「まだまだご一緒にお仕事したかった」

 『ドラえもん』のスネ夫役などで知られる声優の肝付兼太(本名・肝付兼正【きもつきかねまさ】)さんが20日、肺炎のため80歳で亡くなった。『ドラえもん』で、のび太役(先代)として肝付さんと長年にわたり共演してきた声優・小原乃梨子(81)は24日、所属事務所を通じ「ただ驚いております。まだまだご一緒に楽しいお仕事をしたかったのに、残念でなりません」とコメントし盟友の死を悼んだ。

肝付兼太さんへの追悼コメントを発表した小原乃梨子

肝付兼太さんへの追悼コメントを発表した小原乃梨子

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▼コメント全文
「肝付さんの突然の訃報に接し、ただ驚いております。
昨年11月、山形映画祭のトークショーに、肝付さんと野村道子さん(しずかちゃん役声優)と私も参加したのですが、とてもお元気で、軽妙なトークでファンを沸かせていました。今年5月、体調を崩されたと聞き、野村さんと激励のお食事会を企画したのですが、入院され実現しませんでした。いまとなっては、とただ悔やまれてなりません。

肝付さんとは、たくさんの作品で共演しましたが、ユニークな役作りと同時に、スタッフにもキャストにも細かな心遣いを忘れず、いつも笑いの中心にいて、みんな大好きな方でした。

まだまだご一緒に楽しいお仕事をしたかったのに、残念でなりません。心からのご冥福をお祈り申し上げます。」

 同日、テレビ朝日の『ドラえもん』公式サイトも「多くの子どもたちに夢と希望を届けて下さった肝付兼太さんのご冥福を心からお祈りいたします」とコメントを掲載。

 声優仲間からも追悼の声が相次ぎ、古川登志夫(70)はツイッターで「謹んで哀悼の意を表します。初めてお会いしたのは『ドカベン』でした…」と回想。水島裕(60)はブログで「あの独特な声で、ニコニコしながら『裕ちゃ〜ん、一週間、元気にしてた?』と話しかけてくれたものでした」と偲んだ。

 肝付さんは1935年11月15日生まれ。鹿児島出身。1979年から2005年まで『ドラえもん』でスネ夫役を務めたほか、『怪物くん』のドラキュラ役や『それいけ!アンパンマン』ホラーマン役、子供向け番組『にこにこぷん』のじゃじゃまる役などで人気を博した。

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